夏の暑さにも、突き刺さるような日差しにも負けず、元気いっぱいに大きな花を咲かせる姿は、私たちに活力を分けてくれるような、そんな気がします。
忘れられないインパクト!?巨大輪と存在感はご近所でも評判に。夏のお花の新定番「タイタンビカス」のご紹介
タイタンビカスとは、
株式会社 赤塚植物園がある特定のアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜して作出した、オリジナル植物です。
人の顔ほどもある大きな花(直径15~25cm)が特長で、一度見たら忘れられないインパクトがあります。さらに、その性質は驚異的なほどに強健で、日当たりさえ良ければ特に植えつける場所を選びません。特に暑さには非常に強く、強い西日のあたる場所でも大丈夫です。
また、宿根性で根が地下に残り、秋に枯れる地上部は翌年の春には芽を吹いて、初夏には再び花を咲かせてくれます。とても強健で、一度植えつければ、毎年、夏にお花を見せてくれます。
生育も非常に旺盛で、春に芽を出した後、晩夏には、大きいときで草丈3mにもなります。花期は7月から9月の間で、一輪一輪は一日花ですが、次から次へと開花し、1株でのべ200輪近くの花を咲かせます。全盛期の真夏には、巨大な花が次々と咲き乱れ、その美しさと存在感に圧倒されてしまうほどです。
この圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられました。
1.特長
タイタンビカスの特長を一挙にご紹介
▶︎特長その①見たら忘れられない!インパクトのある巨大輪
これらは合成写真ではありません。顔よりもはるかに大きな花は、遠くからでも直ぐに認識できるほどのインパクト。大変印象に残る存在感です。
▶︎特長その②驚異的な生長力。人の背丈を超える迫力
タイタンビカスの特長の一つは、驚異的な生長力です。春に小さな苗を植え付けるとあっという間に大きく生育し、初夏には1~1.5mに、最盛期には見上げるほど大きく生育します。苗から、2~3か月※であの巨大花を楽しむまでに生長します。さらに、品種によっては人の背丈を超えるほどの高さまで大きくなり、迫力のある巨大輪を見上げて楽しむこともできます。
一方、品種によっては1m程度で収まる小さな品種もあります。花の大きさや色も多種多様で植えつける場所や好みにあわせて品種を選ぶことができます。
▶︎特長その③長い開花期。初夏から秋まで次々と咲く
7月から9月まで次々と開花し、ワンシーズンで 200輪以上の花を咲かせます。 一般的なアメリカフヨウの倍以上の花数です。
株が成熟すると、あちらこちらにたくさんの小さな蕾をつけ始め開花が始まります。タイタンビカスの開花が始まると一旦、その生育速度は弱まります。
その間に、株全体につけた数多くの蕾が毎日のように開花します。タイタンビカスの花は、一日花で、朝、開花した花は、夕方にはしぼみ、翌日には落ちてしまいますが、再び他の蕾が開花するため、毎日、まるで違う姿を見せてくれます。
全体についた蕾のほとんどが開花してしまうと、一旦、弱まった生育速度は、また、加速し始め、あっという間に大きくなります。そして、株全体には、新たに無数の蕾が付き始め、生育速度が弱まります。そして、新たに開花が始まります。7月~9月の間にこのような行程が3~5回ほど繰り返されて、一株でのべ100~200輪以上の花を咲かせます。
こんな楽しみ方も!タイタンビカスで切り花を楽しみませんか?***
タイタンビカスは、宿根草で根がついた状態では、室内では暗すぎて開花しないため花壇や鉢に植えて、戸外でできるだけ明るい場所で管理することが必要です。
ところが、切花にして花瓶にさしてあげると、不思議なことに室内の蛍光灯などの明るさで充分に蕾が開花します。もともとの性質上、一輪、一輪は、一日花で夕方にはしぼんでしまい、翌日には、落ちてしまいますが、タイタンビカスの生育が旺盛な真夏で蕾が多い時期に蕾をたくさんつけた状態で切り取って室内に飾っておけば、毎日、数輪ずつですが、開花し楽しませてくれます。
花瓶に挿す際は、丁寧に『水上げ』を行いましょう。また、茎についている葉は、全体の1/3程度の枚数にまで減らしてあげると長持ちします。
切り花の場合、蕾は成熟しますが、成長はしません。そのため、日数が経つにつれて開花する花が小さくなってしまいます。
▶︎特長その④毎年咲く宿根性
宿根性とは地上部が枯れた後も根が残り、翌年再び芽吹いて花を咲かす性質のことで、毎年、お花を楽しませてくれるありがたい特徴です。タイタンビカスもまた宿根性。根さえ凍らなければ、寒さの厳しい北海道でも冬を越し、再び花を咲かせてくれた実績もあります。
▶︎特長その⑤多彩な品種で景観を演出!
タイタンビカスは、様々な草丈や花色があり、その組み合わせで、色とりどりの景観を演出できます。
例えば、背の高い品種を背景に、足元に可愛らしい矮性品種をあしらったり、色合いも豊富なため、色のグラデーションを楽しんだりすることができます。 お庭の色味や景観に合わせて品種を選択することができます。
▶︎特長その⑥ベランダなど省スペースでも楽しめるタイタンビカス。その名もタイタンビカスKids(キッズ)!
その名も「タイタンビカスKids(キッズ)」。生育旺盛、花付きのよさ、美しい質感などの特長をそのまま受け継ぎ、草丈50~60cmと、グッとコンパクトしたタイタンビカスです。
花径も子供の手のひらほどでとても可愛らしく、ベランダなどの省スペースでもタイタンビカスを楽しむことができます。
また、寄せ植えのシンボルフラワーとしても十分に存在感を発揮し、華やかにまた可愛らしく彩ってくれます。
▶︎特長その⑦こだわりの美しい質感
タイタンビカスの魅力は、花の大きさや生育の良さだけではありません。花弁の【色彩】や【質感】に対するこだわりもまたタイタンビカスの魅力です。ぜひ鮮やかな【色彩】と共に瑞々しい【質感】も併せてお楽しみいただければ幸いです。
▶︎特長その⑧数々の受賞歴
タイタンビカスは、ジャパンフラワーセレクション(JFS)※で行われた審査会において、これまでのイメージとは、一線を画する新しいカテゴリーの植物として評価されています。海外でも評価を受けており、オランダ政府主催で10年に1度しか開催されない国際園芸博覧会「フロリアード2012」においてタイタンビカスは、出品した5品種のうち4品種が『フロリアード優秀品種』に認定されました。
※ジャパンフラワーセレクションとは…
このJFSは、毎年、世に登場する非常にたくさんの園芸用植物を新登場品種に限定し、植え付けを実施、約半年間の定期的な調査記録、観察会と2回の審査会を経て選定されます。日本で開催される植物審査会としては、もっとも厳しいものとして信頼を得ている審査会です。
ジャパンフラワーセレクションにおけるタイタンビカスの受賞歴
- エルフ・・・2017JFSベストフラワー、モーストジョイ特別賞
- ネオン・・・2017JFSベストフラワー、モーストジョイ特別賞
- レイア・・・2017FTJ出品ガーデンメリット賞 2018JFSグッドパフォーマンス特別賞
- フレア・・・2019JFS入賞
- ウラノス・・・2018JFSグッドパフォーマンス特別賞
- イカロス・・・2019JFSグッドパフォーマンス特別賞
まとめ~タイタンビカスの特長
- 見たら忘れられない!インパクトのある巨大輪
- 驚異的な生長力。人の背丈を超える迫力
- 長い開花期。初夏から秋まで次々と咲く
- 毎年咲く宿根性
- 多彩な品種で景観を演出できる
- ベランダなど省スペースでも楽しめるキッズシリーズもおススメ
- 質感の美しさまでこだわった育種
- 数々の受賞歴。国内外で高い評価を受けている
2.品種紹介
組み合わせを楽しみながら景観を彩る!タイタンビカスは豊富な花色、草丈が選べます
▶︎美しさへのこだわりとたゆまぬ育種開発
タイタンビカスは、2009年に全国販売をスタートしました。
[ブライトレッド][ピーチホワイト][ピンク]を世に出してから、[ローズ]、[バルカン]、[アルテミス][イカロス][キッズシリーズ]などバラエティに富んだ品種を作出、年々とその品種数を増やし続けています。
タイタンビカスは、すべての品種が実生により育種され、独自のコンセプトに基づいて選抜が行われます。数万株の中から数年間かけて、選び抜かれた株を組織培養で増殖し一般に流通しています
3.性質比較
▶︎タイタンビカスの花の大きさを比べる
ウラノスのような巨大輪の花は、直径25㎝以上になり顔がすっかり隠れてしまうほどの大きさです。次いで、ピーチホワイト、フレア、白花のエルフです。直径22cm程の大きさですが、花弁がのびのびと咲いてくれるので、実際以上に大きく感じます。
プレアデス、ヘルメス、シルフィード、カシオペアは20cm程度、イリス、ネオン、アルテミス、イカロスは18cm程度で、タイタンビカスとしてのサイズはやや小ぶり(ほかの一般の花から見たら、はるかに大きい)ですが、その代わりにたくさんの花を咲かせてくれます。
※その他にも赤塚植物園オンラインFlowerShop花の音では、限定品種のディアナ(2017年から限定販売)、暗紅色で独特の光沢を持つハデス(2018年から限定販売)なども取り扱っています。赤塚植物園オンライン花の音のタイタンビカスの一覧ページはこちら。
▶︎タイタンビカスの草丈を比べる
タイタンビカスは、20~40cm程度の苗を春に植えつけると、初夏には人の身長程度の背丈まで生育し、夏の終わりには、見上げるほどの大きな株へと生育します。その株のボリュームは、年々と増し、その存在感や豪華さは飛躍的に上昇します。
しかし、その最終的な草丈や生育速度、全体的な株姿は、品種によって違いがあり、タイタンビカスの魅力です。そこで、最終の背丈の高い品種順に順位をつけて紹介します。
※ここで紹介する背丈は、あくまで弊社の圃場での結果を例にとったもので、異なった環境下においての生育具合を保証するものではありません。あくまで参考としてご理解ください。
▶︎タイタンビカスの花もち比較
タイタンビカスは1日花で、朝開いた花は、夕方には萎れて落ちてしまいますが、毎日次々と新しい花を咲かせます。萎れる時間は品種によって違います。16~17時ごろまで咲いている品種が最も多く、ハデス、アルテミス、ディアナ、ピーチホワイト、ネオンなどです。
タイタンビカスの中でもかなり遅くまで花を咲かせるのは、プレアデスとフレアで18時過ぎまで萎れません。ウラノス、イリス、エルフも同じくとても花持ちの良い種類で18時ごろまで咲いています。
▶︎タイタンビカスの開花時期の比較
タイタンビカスで最も開花が早いのは、アルテミスで、6月の終わりごろから咲き始めます。
7月上旬~中旬ごろから咲き始める品種が最も多く、イリス、ウラノス、イカロス、カシオペアが競うように開花を始めます。ピーチホワイト、ネオン、エルフ、フレア、プレアデス、ハデス、ディアナなどもこの頃から開花を始めます。
7月の中旬以降には食べタイタンが続き、ほぼ咲きそろいます。
4.育てる
タイタンビカスの育て方
▶︎植え付け・日当たり
植える場所は日当たりさえ良ければ土質は選びません。暑さに強いので、強い西日の当たるところでも全く問題はありません。ポットから抜いた苗は、やや深く埋め込むようにすると、倒れにくくなり、翌年に株元からの発芽が多くなります。一年で、植木のように大きくなるので、地植えの際は十分なスペース(1本につき0.5㎡~1㎡を目安)に植えてください。
鉢植えなら、最低8号(直径24㎝)鉢、出来れば10号(直径30cm)鉢以上のものに植えつけると、しっかりと成長します。
植えつけたあとはたっぷりと水を与えます。背が高くなるので、植え付けと同時に支柱を立てておくと良いでしょう。伸びるにしたがって茎を支柱に結んでいきますが、すぐに太くなるのでゆるめに結んでおきます
▶︎肥料
肥料が足りないと大きくならず、花数も期待できません。植え付け時には、ゆっくり効く緩効性肥料を一緒に土に混ぜ込んでおきます。鉢植えの場合は、肥料切れしやすいので、生育の様子を見ながら、鉢物用肥料を追肥するか、液肥を薄めて水やり代わりに与えます。順調に生育すると7月頃よりたくさんの花を楽しめます。
▶︎開花期
7月~9月頃に開花します。※地域により開花期間が異なります。
花は一日花です。1株で100~200輪以上の花を楽しめます(植え込んで2年目以降)
▶︎冬の管理
タイタンビカスは宿根草ですので、翌年にはまた芽が出て、花を咲かせます。冬には地上部が枯れた状態で茎が残るので、地際で刈り取ってください。通常そのままで根株は越冬しますが、寒地では土寄せなどをして防寒した方が良いでしょう。
※暖かい地方では地上部が枯れずに残ることがあります。3月頃には一度地ぎわまで切り戻し、地中から新しい芽を出させたほうが元気よく育ちます。
5月のゴールデンウィークの前後に芽が出てきます。
▶︎病害虫
ハマキムシやアブラムシが付きやすいので注意します。植込み時や6~9月の間オルトラン粒剤を株元に撒いておくと予防できます。付いてしまったら、園芸用の殺虫剤で防除します。
▶︎植え替え・株分け
タイタンビカスは、春に小さな苗を植え付けると、夏には2m以上にもなるとても成長が早い植物です。鉢植えでは、根詰まりを起こしてしまったり、庭植えでも大きくなりすぎて困ってしまうこともあります。
毎年の株分けは、たとえタイタンビカスであっても負担が大きいため、おすすめできませんが、鉢植えの場合は2年に一度植え替えたり、庭植えの場合も3~4年に一回程度、11月~3月の間に掘り上げて株分けを行い株を更新することで健全に育てられます。
簡単なタイタンビカスの株分け方法を動画でご紹介します。
>タイタンビカスの株分け方法(動画)【約18分間】
※Daily Motionで再生します
5.購入
この夏、
ご近所で評判に…
真夏の申し子「タイタンビカス」が元気に咲く姿を楽しみませんか?
雄大な花を咲かせ、生育旺盛で見ているだけで元気になれるタイタンビカス。品種も豊富で、様々な栽培シーンを彩ってくれることでしょう。
この夏、【インパクト】と【元気】をキーワードに【タイタンビカス】にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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